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 長岡京の料理研究家・並川悦子さん直伝
 タケノコと言えば若竹煮や炊き込みご飯が定番ですが、ちょっとの工夫でいろんな食べ方ができるんですよ。
 ここ長岡京は色白、べっぴんの高級な白子タケノコの産地。季節になると竹やぶ沿いの道に掘りたてのタケノコが並びます。そこで、産地だからこそ生まれたアイデアレシピを紹介します。ぜひ、作ってみて下さい。
※材料はすべて4人分

選び方

 「新しければ新しいほどいい。太く、短く、ずんぐりとして、持った時ずっしりと重いものを」と並川さん。皮にツヤがあり、切り口が白くみずみずしいこともポイント。

基本のゆで方

タケノコ約3本分
@ 外皮を2、3枚むき、先端(約7〜8mm)を斜めに切り落とす。
A 中身を傷つけないように先端から下の皮部分に包丁目を入れる。
B 大鍋にたっぷりの水を張り、タケノコ、米ヌカ1カップ、赤トウガラシ1〜2本を入れる。
C 落としぶたをして、強火で約1時間ゆでる。
D 根元に竹ぐしを刺して、スーッと通ったらゆで上がり。
E 火を止めて、ゆで汁が完全に冷めるまで放置する。
F 冷めたら、包丁目を手がかりに皮をむき、水にさらして半日ほどおく。水にさらすことで日持ちがよくなる。ビニール袋に入れて冷蔵庫で2〜3日、水を張ったボウルに入れて4〜5日はもつ。

保存方法

たくさん手に入ったら新しいうちに水煮やシロップ煮にしておくと1年中楽しめます。
◆水煮を瓶詰めにして保存◆
@ ゆでて皮をむいたのを水を張ったボウルに入れて一晩さらしておく。
A 瓶の大きさに合わせてタケノコを切り、きっちり詰めて水を入れる。
B フタをゆるく閉めて瓶が完全につかる深さの鍋に入れ、瓶の肩口まで水を張って火にかける。
C 沸騰してから約30分煮て瓶のフタをきっちり閉め、さらに30分煮て火を止める。
D 自然に冷まし、流し台の下など冷暗所で保存。常温で約1年以上もつ。
◆シロップ煮◆
そのままでお茶うけに、刻んでパウンドケーキなどに入れても。
@ 鍋に白ワイン1カップ、水、砂糖各2カップを入れて弱火にかけ、砂糖を溶かしておく。
A タケノコ(生500g)は2〜3ミリの半月切りかイチョウ切りにする。
B @にAを入れ、落としブタをして、時々木ベラで混ぜながら弱火でゆっくり加熱する。
C シロップがとろりと煮詰まってきたら火を止めて冷ます。冷凍庫で1年は保存可能。
タケノコとエビの春巻き
「タケノコとエビの春巻き」

タケノコのシャキシャキ感とエビのプリプリ感にほんのり利いたショウガの風味が絶妙。ビールのつまみや弁当にも。チーズの代わりにモチを使うとボリュームアップ。

【材料】

ゆでタケノコ150g、エビ16匹、スライスチーズ4枚、ショウガ1片、春巻きの皮8枚、塩、酒各少々、サラダ油大さじ1、小麦粉少々、揚げ油適宜。

【作り方】

(1) タケノコとショウガは千切り、チーズは細切りにする。※タケノコの根はかつらむきにしてから縦に切ると歯ごたえがよい。
(2) エビは殻をむいて背わたを除く。腹に斜めに切り込みを2か所入れて真っすぐに延ばし、塩と酒をふる。
(3) 鍋を熱してタケノコをからいりし、サラダ油とショウガを入れ、香りを出す。
(4) 春巻きの皮を広げて中心にタケノコ、チーズ、エビをおき、硬めに水溶きした小麦粉をノリ代わりにして、きっちり閉じる。
(5) 中温(約170℃)に熱した油でカラッと揚げる。


タケノコのフローズンヨーグルト
「タケノコのフローズンヨーグルト」

洋ナシのコンポートのようなタケノコのシロップ煮(別項参照)を使った、食べてびっくり!のデザート。アイスクリームより簡単でサッパリしていて、食卓が盛り上がること間違いなし。

【材料】

プレーンヨーグルト150g、生クリーム40g、タケノコのシロップ煮40g、卵黄1個分、グラニュー糖60g。

【作り方】

(1) ボウルに卵黄を溶きほぐし、グラニュー糖を加えてよく混ぜる。
(2) さらに生クリーム、ヨーグルト、タケノコを加えてよく混ぜ、バットに入れて冷凍庫に入れる。
(3) 冷えて固まりかけてきたら、泡立て器やスプーンでかき混ぜながら空気を入れ、これを3〜4回繰り返す。


タケノコのポタージュ
「タケノコのポタージュ」

口に含むとタケノコの風味がふんわり鼻に抜ける濃厚なヴィシソワーズ風の一品。水煮は香りが弱いので、ぜひ旬のものを。

【材料】

ゆでタケノコ200〜250g(根元の硬い部分でよい)、ジャガイモ小1個、バター大さじ2、小麦粉大さじ1.5、コンソメスープ2.5〜3カップ、生クリーム半カップ、塩、コショウ少々。

【作り方】

(1) 鍋にバター大さじ1を熱して小麦粉をいためる。スープを入れ、塩、コショウして約5分間煮る。
(2) (1)に薄切りのタケノコとジャガイモを加えて軟らかくなるまで煮、ミキサーにかける。
(3) 再び(2)を鍋に入れ、生クリーム、残りのバターを加え、塩、コショウで味を調える。
(4) 器に盛り、好みでスープ(分量外)で煮たタケノコの穂先のスライスを飾る。


春の長岡京丼
「春の長岡京丼」

穂先の部分をぜいたくに使った柳川風の丼。地元のお祭りの時によく食べられていたタケノコ入りの「鶏のすき焼き」がヒント。小鍋で出して、おかずとしても

【材料】

ゆでタケノコ(穂先)200g、鶏ササミ150g、A(塩少々、酒小さじ1)、ミツバ半束、卵3〜4個、B(だし汁1、しょうゆ大さじ4〜5、酒大さじ1、みりん大さじ3、砂糖大さじ3)、サラダ油、粉ザンショウ少々。

【作り方】

(1) タケノコは食べやすい大きさの薄切りにし、サラダ油でサッといためる。ミツバは1〜1.5センチ幅に切っておく。
(2) ササミは筋をとり、一口大のそぎ切りにし、Aをふりかけておく。
(3) Bを火にかけ、一煮立ちさせる。
(4) 浅鍋にタケノコを放射線状に並べて(2)を入れ、(3)を注いで火にかける。
(5) ササミに火が通ったら、溶き卵を流し入れてミツバを散らす。
(6) 卵が半熟状になったら火から下ろし、好みで粉ザンショウをふる。

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